ファクタリングを利用するメリットのひとつ!オフバランス化とは?

以前、ファクタリングのメリットについていくつか紹介しましたね。

今回は、その中では紹介していなかったファクタリングの効果「オフバランス化」について、概要と影響について説明していきます。

目次

オフバランス化とは?

オフバランス化とは、その言葉通り「バランスシート(BS)から消す(オフ)する」という意味です。バランスシートは「総資産」と「負債+純資産の総資本」からできており、総資産の合計額と総資本の合計額は必ず一致します。

オフバランス化の目的は、少ない資産・資本で効率的に利益を上げて企業価値を高めることにあります。企業価値を見る指標はいくつかあるのですが、ここでは「総資産(総資本)利益率(ROA)」を使って説明していきたいと思います。

総資産(総資本)利益率(ROA)とは、会社の資産を使ってどれだけ利益を上げているかを見る指標です。式にすると、「経常利益÷総資産(総資本)×100」(%)となり、5%以上で優良企業とされています。

そして、このROAを改善するには①総資産(総資本)を圧縮すること、②経常利益を増やすことの2つの方法があります。

その中でROA改善のためにファクタリングで行えるのは、①総資産(総資本)を圧縮することです。

ファクタリングで行うオフバランス化について

ファクタリング手数料

ファクタリングは、売掛金を早期に現金化するサービスです。現金化によってファクタリング手数料が発生します。本来売掛金の全額が期日到来に伴って現金となるところ、一部がファクタリング手数料として資産から消されるため、オフバランス化の効果が出ます。

借入金の返済

手元の現金を増やすためにファクタリングを行うのが一般的ですが、中にはファクタリングによってできた現金で借入金を返済し、負債項目を減らす企業も存在します。そうすることで、バランスシートはスリム化されROAは改善します。外部への印象を良くするためにファクタリングを利用することもできます。

 

仮に銀行融資をした場合、資産も増えるが負債も増えるため結果的にROAの分母(総資産・総資本)が増加します。そうするとROAの数字は悪化します。その観点からすると、ROAを改善させるにはファクタリングは効果的と言えるでしょう。

ファクタリングを利用する時の注意点もある

ここまでは、ファクタリングのオフバランス化(良い効果)について説明してきました。しかしこれは、ある意味理想論と言っても過言ではありません。

経常利益が赤字だったら意味がない

よく考えてみると、そもそもファクタリングを利用しようと検討する会社は、資金繰りに困っている企業がほとんどなのです。

中には、赤字や債務超過で苦しんでいる企業もいます。

そんな状況で、「オフバランス化でROA改善!」と謳われても、経常利益が赤字だったらオフバランス化の意味はない(そもそもROAがマイナスになるので。)し、そこまで意識する余裕もないでしょう。

ファクタリング手数料が経常利益を圧迫する

ファクタリングを継続的に利用している会社の決算書は、経常利益が下がっていることが多いです。

その理由は、ファクタリング手数料が売掛債権売却損として営業外費用に計上されるためです。

一般的にファクタリングの手数料は銀行融資よりも圧倒的に高く(2社間ファクタリングで10~20%)、オフバランス化の効果以上に経常利益を圧迫してしまうことが多いのです。

銀行の評価は大きく変わらない

上記のように経常利益を圧迫してしまっているのであれば、ファクタリングによって借入金額を減らしたところで銀行側の印象はあまり変わりません。

まとめ

オフバランス化の効果と影響について説明しました。良い点もあれば悪い点もあるということです。

例えば、「前年度に比べて経常利益が出すぎて税金支払いが多くなるから圧縮したい」と思った時には、ファクタリングを利用して借入金を減らし、加えて経常利益を減少させて税金支払いを圧縮することは効果的と言えます。

ファクタリングには、いろんな効果や影響があります。企業の状態によってうまく選択していってください。

 

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