ファクタリングが違法と思われる理由とは?

ファクタリングというサービスは、日本ではまだ馴染みが薄いのが現状です。

その理由は、「高金利」「怪しい」「闇金」という印象が強いからでしょう。

そんな、ファクタリングが違法な商品という世間の印象を変えたいと思っているのです。

なぜ違法に思われるのか、利用者の視点とファクタリング会社の視点から説明したいと思います。

目次

ファクタリングとは?

そもそもファクタリングとは何なのでしょうか。

ファクタリングは、「売掛債権の売買取引」のことです。商取引と同じように、債権の権利を売買するのです。金銭が主となる取引のため金融取引のように思えますが、融資ではありません。

金融取引と売買取引の違いとは?

金融取引の場合、まず金融庁の登録や貸金業法の遵守、貸金業の登録が必要です。貸金業の登録にはたくさんの厳しい規定があり、登録が認められるまでに半年ほどかかります。

例えば、事務所の間取りやコンプライアンスの遵守規定、管理部署の設置や管理部門と監査部門の分離…等々厳しい審査が行われます。

貸金業とは、その生業を始めるのに非常にハードルが高い業種なのです。

さらに、金融の場合、強者と弱者が明確になります。そうなると公平な取引が難しくなるため、利息制限法などで制限をかけ、優位的地位の濫用にならないように図っているのです。

一方でファクタリングは、先程も言った通り、売掛債権の売買取引です。金銭取引が発生しますが、債権の売買に係る金銭なので金融取引の規制、貸金業法には該当しません。もちろん利息制限法の規制にも該当しません。

ファクタリングが怪しいと言われる一番の理由

世間のイメージで、「ファクタリングは怪しい」というのが一番多いような気がします。その一番の理由は、手数料が高いという点ではないでしょうか。

ファクタリングの手数料は各社が独自で決められる、つまり規制がなく自由に設定できるということです。ファクタリングの手数料は買い取る債権金額のパーセンテージで計算されます。自由に設定できるので、おおげさに言えば、40%や50%と設定することができるのです。ここで考えてほしいのは、その手数料を支払うに見合うサービスを提供してくれているかどうかです。ファクタリングで提供されるのは、買い取った債権に見合う金銭、対応のスピード、取引の柔軟性、といったところでしょうか。そのサービスが他社よりも優れていて他社よりも高い手数料を払う価値があるのならば、違法とは思わないでしょう。

しかし実際は、ファクタリング会社が提供するサービスはさほど変わりはありません。他社が15~20%の手数料であるのに対して40~50%を支払う意義はないでしょう。業界全体の平均を基準として考えてみてください。

 

また、10~20%という手数料も金融取引の金利に比べたら非常に高いイメージです。

この中には、ファクタリング会社が背負うリスクを含んでいるのです。

  1. 審査の緩さ(柔軟さ)
  2. 担保保証不要
  3. 売掛先倒産リスク
  4. 申込企業倒産リスク
  5. 二重譲渡リスク
  6. 架空売掛債権買取リスク

などでしょうか。そのリスクに見合うものとして手数料を設定しているのです。

融資取引に比べて窓口を広げた取引を行う分、リスクも大きくなります。そのため手数料が高くなるというわけです。

注意すべき点とは?

手数料が高く自由に設定できることをいいことに、ファクタリング会社を装い実際は貸金業であるという事件が起きています。これがいわゆる、闇金です。

ファクタリング手数料以外にも何かと理由をつけて手数料を上乗せしてくる業者には注意が必要です。また、保証や担保を要求してきたり、保証料名目で手数料に含まれていたりした場合もファクタリング会社ではなく闇金である可能性が高いです。

 

また、2社間取引の場合は、申込企業は売掛先からの回収業務を請け負う契約が発生します。債権はファクタリング会社に譲渡されたものの、売掛先企業はその事実を知らないため申込企業の口座に振込があります。その代金を遅滞なくファクタリング会社に振込むことで、取引が完了します。

ただ、中にはファクタリング会社に振り込まず横領してしまう企業もあるのが現状です。その場合、ファクタリング会社が取る行動は、取引先に債権譲渡通知を送ること、(その後、弁護士と連携して回収業務にあたる)です。この時、遅延損害金などは基本的に発生しないのですが、中には「遅延損害金」として代金を請求してくるファクタリング会社があります。そもそも遅延損害金などは、ファクタリング取引の中には発生しないものなので、遅延損害金を要求してくる業者は怪しいと思って良いでしょう。

まとめ

ファクタリングを利用したいけど怪しいから怖い、と思っているのであれば、まずファクタリングの概要をしっかり把握することと手数料の相場を知ることです。

ファクタリングが怪しまれる最大の理由は、手数料の設定の不透明さです。手数料が何に見合うものとして払われるものなのかをちゃんと把握していれば、おかしいかどうかが判断できるのです。

残念ながら、ファクタリング業界の中には悪徳業者もいますしファクタリング会社を装った闇金業者も存在します。その存在を認めた上で、ひっかからないように申込企業がしっかり知識をつけることが必要です。

ファクタリングは、本来、安心安全なサービスということを忘れてほしくはありません。安心安全に利用できるように、知識をつけて正確な判断力を養いましょう。

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